シカクでギジュツを証明?しよう。必要に迫られて資格取得してきた「ケン爺」(元地方公務員)が技術系公務員のために資格試験の情報を提供します。
2022年も色々ありましたが2023年試験頑張ってください。健闘をお祈りします。
----2023年度末まで、あと

木っ端役人て何者?

※生まれてから就職するまで
 官吏といいますが、国家公務員は技官ですね。技術系地方公務員は技術吏員といいます。
 1957年に、水産関係の技術吏員の長男として、地方の中心都市に生まれました。
その地方の進学高校に進学するも、後ろから一桁の順番で卒業しました。
 大学進学にあたっては、実力をわきまえず、近隣の地方有名大を受験しました。電子工学を目指し、電子計算機で一儲けしたいと考えていました。(合格していたら日本のビル・ゲイツになっていたかも。)
 能力不足で不合格となり、第2志望の土木系学科に回されることとなりました。
 パチンコ店やマージャン屋が学校だったので、ぎりぎりの成績でやっと卒業できました。
 就職にあたっては、民間は収入は高いものの激務であることから、遠慮しました。
 暇で儲かる人生を目指し、国家公務員(上級)になり、特許庁に就職して「やめ弁理士」になることを目指しましたが、面接で不合格となりました。
 そのため、生まれ故郷の地方自治体を受験し、なんとか、潜り込みました。

※一級土木施工管理技士受験
 就職して最初の上司から勉強するように指導がありました。しかし、あまり必要性を感じませんでした。
 ずっと後に分かったことですが、どうもこの上司は技術士だったらしかったです。
(私が勤める自治体では、この方が退職されてから、技術士が10年ぐらいいなかったようです。)
 4年目に、先輩2名が1級土木施工管理技士に合格しました。そのため、木っ端役人も受験することとしました。勉強方法が分からなかったため、非常に無駄な努力をしましたが結果的には合格できました。
 その年、先輩2名がコンクリート技士に合格しました。しかし、登録に結構費用がかかることや更新に費用がかかること、仕事であまり必要でないと思い、木っ端役人は受験はしないこととしました。(本当は勉強したくなかったことと、ものすごく忙しくなり、毎日帰宅が0時過ぎになったためです。)

※受験端境期
 技術士にもいつかは挑戦したいと思っていましたが、経験年数も足りないことから、その後、しばらく受験から遠ざかり、副業に精を出しました。
 もちろん、公務員は副業禁止なので、パチンコで稼ぐことにしました。学生時代にボーダー理論を構築しており、年トータルで負けたことはありませんでした。その上、この時代は攻略法全盛時代であり、おもしろいように勝てました。

※技術士受験
 その後、経験年数の捉えかたを間違っていた(その選択科目の経験が7年必要と思い込んでいた)こと、技術士はものすごく難しく自治体の公務員では手が届かないと思い込んでいたことから、受験資格があったにもかかわらず受験しませんでした。
 そんな時、当時の上司が技術士試験に合格したので、自治体の公務員でも合格できるということがわかり挑戦を決意しました。
 結果として、あまり勉強せずに合格できました。(この時に、論文中で3箇所も漢字を間違ったことから、漢検2級を受験することとしました。技術士試験を受験される方は漢検準2級程度は欲しいですね。)
 この後、木っ端役人の日頃を良く知る知人や先輩たちが、たいした能力もない木っ端役人でも合格するのなら、自分も合格できるはずと考えられて、受験ブームが起きることとなりました。
 私の合格がきっかけで、私が勤める自治体では多くの方が合格されました。
 何人かの人には指導もさせていただきました。(残念ながら、私が指導した人にも不合格の方もおられます。)
 なかには、技術士に飽きたらず、樹木医の資格まで取った人もいます。
 そうはいっても、木っ端役人は人と横並びはいやなタイプなので、合格の翌年には、以前から興味のあった環境部門への挑戦を始めました。試験制度が変わった年に3度目の挑戦で合格できました。(不合格だったら、もう一年だけは挑戦するように考えていました。1次試験まで受けて挑戦する気はありませんでした。)
 また、総合技術監理部門が創設され、上級技術士的な感じだったので、受験せざるを得ないと思い受験しました。結果、1度目は不合格。1次合格が必須になる前に(2度目の受験で)合格できました。 また、環境部門に合格できたので、2度目の総監受験のときは併せて建設部門の2科目目を受験しましたが、不合格でした。
 ここで、技術士受験は一時休止期間に入りました。

※コンクリート診断士受験
 CPDポイントのためと、仕事上で必要になったことから、コンクリート診断士の資格が欲しくなり受験しました。しかし、甘く見すぎて1度目は不合格でした。(この時、他の自治体勤務の大学の同期生に会いました。彼はコンクリートの技術士(総監も)でコンクリート主任技士の資格も持っていますので、ストレートで合格しました。)
 (面目のために?)がんばり、2年目は何とか合格できました。(この資格は本当に金がかかります。2年目で不合格だったら、再度講習会を受講しなければならないので、もう受験する気はありませんでした。)

※労働安全コンサルタント受験
 CPDポイントのためと、退職後に金になる資格だと先輩技術士に薦められたので受験しました。無事合格できて良かったです。なお、この資格だけは登録していません。(登録後のCPDがかなり必要なため、登録は退職後にしようと思っています。)
 なお、いろいろ調べたらあまりおいしい資格ではないようです。公務員退職者には仕事はあるそうですが、一般の方が取得しても仕事はないそうです。

※弁理士受験断念
 弁理士になって、高収入を得ること目指していたのですが、今の年齢で合格しても仕事にならないようであり、努力の割には報われないようなのであきらめました。

※技術士受験再挑戦準備
 平成17年度に1次試験を受験し、適性だけで受験し合格しました。(15問中14問正解かつ1問は問題ミスのため満点でした。)
 自分では、結構すごいと思っています。
 しかしながら、私の今の能力では、適性だけの試験でなかったら、合格はおぼつかないでしょう。

※技術士受験再挑戦 第1ラウンド ゴング直後にノックアウト!
 1次試験に合格した年(平成17年度)、同じ自治体の方が3部門目に合格されました。(他に下水道第1種技術検定も取得されておられます。)
 木っ端役人は人と横並びはいやなタイプなので、建設部門の2科目目の2次試験を受験することにしました。
 ということで、平成18年度に受験しました。
 平成18年度は、なんと!! 経験論文の受験番号誤記入で門前払いでした。がっくし。
 来年も受けるぞ!!

※技術士受験再挑戦 第2ラウンド ゴング
 昨年度の雪辱を果たすために、平成19年度も受験しました。
 今年は勤務地で大きな災害があり、試験準備をする余裕はありませんでした。
 それでも、「問題がよかったのか」それとも「運がよかったのか」、どちらか分かりませんでしたが、結構書けました。
 しかし、今年度も、昨年の轍を踏んでしまい、専門の問題番号未記入で門前払いをくうところでした。(回答を提出した後、思い出しても選択問題の番号を書いた記憶が全くなく、泣く泣く試験場を後にしましたし、あきらめてもいました。)

※技術士受験再挑戦 第2ラウンド 筆記発表
 ところが、開けてびっくり、筆記に合格していました。ということは、番号はちゃんと書いていたようです。
 さてさて、今から論文を作って間に合うのか?はてさて、口答試験はどうなるのか?
 今後の報告に乞うご期待!!

※技術士受験再挑戦 第2ラウンド 論文作成中(まだあきらめないぞ!)
 提出前ですが、中間報告します。(11月7日です。)
 一所懸命に昨年度までの論文を加工しています。しかし、いかんせん準備不足です。
 やはり、事前に準備しておく必要がありました。
 自分で納得いく程度まで仕上げることができるのか、そもそも間に合うのか。
 まー、結局、中途半端で納得いかない状態で提出することにはなると思います。
 まずは、中間報告でした。
 次は論文提出直後に報告する予定です。

※技術士受験再挑戦 第2ラウンド 論文提出
 何とか、提出しました。

※技術士受験再挑戦 第2ラウンド 口頭試験
 前日に東京に入りました。今回は、試験会場の渋谷ではなく六本木泊りになりました。
 しっかり眠るためにいつもと同様に飲酒したのですが、緊張のためかAM1:30に目が覚めて、その後ほとんど眠れませんでした。
 試験開始時間は9:45でした。用心のために8:30を目標に早く着くようにしました。
 六本木からバスで渋谷に向ったため、駅についてから、フォーラム8の方向が分からずにちょっと迷いました。(バスセンターではハチ公の場所が分かりませんでした。)試験会場には8:30には着きました。(早めの行動は安心を生みます。)
 今回の口頭試験では女性の案内もなく、待機場所から自分で試験室の前まで行かなければなりませんでした。
 試験官からの最初の質問は、今年受験者の多くの方と同様に「経歴と論文内容」のプレゼンでした。両方あわせて10分で行うように求められたので、早口になってしまいました。このせいで、最後までこのペースになりました。
 受験の動機を聞かれましたが、技術士資格を持っていることは答えませんでした。
 その後の質問は、ほとんどが論文内容についてでした。
 国交省の官僚と思われる方が、失敗例はないかと質問されました。
 過去の受験の経験からすれば、今回は(年令が上がっていたせいか)雑談で終始したような気がしました。
 最後に倫理について問われ、義務と責務ですかと聞いたところ、「そうです」と言われました。3義務は答えられたのですが、「公益確保の責務」が答えられませんでした。

 知らなかったのですが、官報の合格発表では受験番号だけではなく、氏名も公表されていました。(昔は自分の名前が新聞に載る楽しみがあったのですけど、今は個人情報保護のためか新聞やHPでは公表されません。知り合いから電話があったりして楽しかったのですが、ちょっとさびしいものです。)

※技術士受験再挑戦 第2ラウンド 合格発表
 合格していました。
 私のHPを見ている方と官報を見た方からお祝いのメールをいただきました。

 一応、目的を達しましたので、しばらく受験をお休みします。

1 件のコメント :

匿名 さんのコメント...

はじめまして。福岡で地方公務員やってる『城南区の木っ端役人』と申します。1957年生まれで、平成17年に1次は1回でパスしたのですが、2次は平成20年から4回目で漸く今年森林部門に合格しました。
 職場では、出世とは程遠いポジションにいますが、現場(森林土木)はまんざら嫌いでもないのでチャレンジしました。
 今後とも宜しくお願いします。

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